この大空に、翼をひろげて / PULLTOP

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「好きになるって、こういうこと。きっと」 少年と少女たちは、空と出会い、そして焦がれた。いつか、自分たちの翼で飛んでみたいと。この大空に、翼をひろげて空の高みを目指すたった一つの青春がここに――

この作品の最大の魅力は何といっても空の「青」です。

自分は幼少期を海辺の静かな田舎町で過ごしました。
家から走って15秒で、水平線に区切られた海と空の青さを堪能できる、そんな砂浜で朝から晩まで駆け回っていました。
広大な海と、どこまでも青い空を眺めながら、「この海の向こうへも、空の彼方でも、どこまでだって行ける!」と子供心ながらに思っていました。

ゲームを起動してオープニングのシーンを見た時に、そんな幼少期の感情がフラッシュバックし、思わず涙をこぼしてしまいました。
舞台は湖と海とで違いますが、モニターに映る「青」は紛れもなく私が幼い頃に見た海と空の「青」に等しい美しさでした。

シナリオはグライダーで空を飛ぶというソアリング部の活動を通したド直球の青春モノで、他の方もおっしゃる通り、「こんな青春を送りたかった!」と思える良作でしたが、私は先の理由でグラフィックの良さをおススメポイントとして推します。
この美しい空の「青」を表現して下さったグラフィッカーの方々の技術と努力に対し、最大の感謝と敬意を表して5つ星とさせて頂きます。

このレビューを読んで下さった方にも是非、大画面モニターでフルスクリーンモードで「青」を堪能して頂きたいと思います。

7,124円